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2006年1月19日 (木)

猫、ただいま留守番中

猫、ただいま留守番中

何度も読み返したい1冊!

著者:南里秀子
価格: ¥1470 (税込)
出版社: 駒草出版

 著者の南里氏はキャットシッターの第一人者。キャットシッターとは旅行や仕事で家を空ける人に代わって、留守中の猫の世話をする仕事。南里氏はこれまでに4万匹もの猫をシッティングしてきたらしい。

 愛猫のことは自分が一番わかっている……と思っている人は多いだろう。僕もその一人だ。しかし、実はわかっていないことも多いと、エピソードを挙げて南里氏は指摘する。そのエピソードを読んでドキリとすることも。

 本書がなぜこれほど僕に響くのか? と言えば、これはもう南里氏のキャリアとノウハウに圧倒されているからとしかいいようがない。例えば獣医はどのような家庭環境で、どのような家族に猫が飼われているのか部分的にしか知りようがないが、キャットシッターは違う。飼い主の家に上がり、家庭&飼育環境を聞き、そして実際に見て、世話をする。当然、獣医とも、そして飼い主とも違う濃厚な時間を猫と過ごすことになる。そしてプロならではの視点から、その猫の世話をする。その猫の世話はつまり飼い主のケア(あるいは飼い主へのアドバイス)であったりすることが多いという。

 ペットと飼い主の理想の関係とは? これはペットを飼っている人なら、何度も考えることだろう。
 おわりにに記された「猫も人もまぁまぁでつきあえばいいかなぁ。なんでもありでユルユルでいきましょうか」と考える南里氏の境地に、僕はまだまだ到底及ばないが、この一文が現在僕が考える、愛猫との理想の関係を表現している。

 余談で個人的なことだが、実は僕は「猫のことしか書かれていない猫本」を読むのが苦手だ。なんじゃそれは? と思われるかもしれないが、その猫本の中に、人の存在を感じられないような本は読んでいてどこか気持ち悪いと感じてしまうのだ(これはあくまでも個人的な好み)。そういった面でも本書は満足度が高かった。猫を通して人間や現代社会、猫を取り巻く環境の変遷が浮き彫りにされているドキュメンタリーだ。猫好きでなくても十分楽しめる1冊だろう。

初めて猫を飼おうと思っている人へ。
この本を読んでから飼育マニュアルの購入をお薦めします。

猫を飼われている人へ。
タメになるエピソード満載です。

愛猫を亡くした人へ。
本書を読んでみてはいかがでしょうか。

(URA EVO)

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