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2006年7月28日 (金)

吾輩は猫である

吾輩は猫である

吾輩はカバーされたのである

価格: �1,260(税込)
出版社:ほるぷ出版
著者:夏目漱石

猫本といえば、この作品を避けて通ることはできません。夏目漱石『吾輩は猫である』。小学生のころ教科書に載っていた記憶はあるのですが、いざ内容を思い出してみようと思うと、これがなかなか出てこない。ということで、手っ取り早く絵本を手にとってみました。

「えっ、こんな内容だったの…?」純文学とは程遠いファンシーかつメルヘンな内容に驚くも、あとがきを読んで納得。『吾輩は猫である』の“猫の世界”のみを抜粋した内容だったのです。そりゃそうだ、絵本なんだもん。

以前あるバラエティー番組で、漫画「ゴルゴ13」の数あるコマの中から4コマをそれぞれピックアップし、それを繋ぎ合わせてギャグ漫画をつくっていたのを見ました。あんなシリアスな内容も、ちょっとした工夫で笑える内容になるなんて!

この絵本もそれと同じ。ちょっと取っ付きにくい文豪の作品も、部分部分を繋ぎ合わせれば読みやすい絵本に変身。これって音楽でいうところのカバー!?リマスター!?でも、作者的にはどうなんでしょう……。まぁ、子どもが喜んでくれるならいっか。でしょ、漱石さん!

(竹田)


  

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