「猫にやられた」すべての人たちへ

著者：小泉さよ
価格：¥1,260（税込）
出版社：学研

学研ムック「うちの猫のキモチがわかる本」に連載されていたイラストエッセイが単行本になりました。まさにタイトル通りの、あったかほんわか猫エッセイ。猫歴18年という著者が現在ともに暮らす、ちょうじろう（♂）とらく（♀）の何気ない日常が、愛らしいイラストとともに綴られています。

ニャンといっても、イラストが素敵です。お茶目で可愛くて。そして、癒されます。エッセイの内容も、普段のささやかな出来事が描かれているだけなのですが、猫を飼っている人なら「うちもそうなのー！」と思うことばかり。私なぞはもう、あちこち笑いのツボにはまってしまって、ギャハハー！と笑いっぱなしでした。我が家も兄妹ネコなので（猫パンチTV「いちとちゃちゃの猫の細道」も見てね♪）ホント、人事とは思えませんでした（笑）

何より素敵だなと思ったのは、著者が2匹（とすべての猫）にそそぐ愛情の深さです。誰もが知っている猫との日常も、そこにある幸せを感じ取れる感受性がなければ、みんなが共感するような作品にはならないと思うのです。

小泉さよのちょらくノート

（ひころち）

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