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2015年5月 2日 (土)

『きりこについて』

『きりこについて』

猫に毎日教わっていること

定価:555円
著者:西加奈子


「きりこ」はとんでもないぶすな女の子。しかし、きりこは自分がぶすである
ことを自覚せずに、逆に「自分はかわいい」と思いこんで少女時代を過ごし
ます。そのとんでもないぶすのきりこに拾われたのが猫の「ラムセス2世」。
しかしきりこはある事件をきっかけに、自分がかわいくない、自分はぶすだ
ということを知ることになります。物語はこのへんから大きく動き出します。


 ある意味では非常に残酷な物語でもあるのですが、関西風味(?)のせ
いか、コミカルな印象も感じながら物語は進みます。そしてきりこはあるが
ままの自分を受け入れた時、試練に立ち向かえるようになります。


 あるがままの自分を受け入れ、あるがままの相手を受け入れる......。この
とても難しいことをいとも簡単にやっているのが、僕たちが愛してやまない、
あの動物なのです。


 文中にある


「猫たちはすべてを受け入れ、拒否し、望み、手に入れ、手放し、感じていた。
 猫たちは、ただそこにいた。
 ただ、そこにいる、という、それだけのことの難しさを、きりこはよくわかって
いた。」


が本書のすべてのような気もします。


 僕の大好き猫本BEST5入り決定です。


(URA EVO)

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